5.29衆院選岐阜四区公開討論会
質問事項と立候補予定者発言全文
目次
1,基本的な政治への姿勢(5分発言)
2,テーマ別質問 第1部
@児童福祉、教育(3分発言+2分反論、補足)
A障害者福祉、高齢者福祉、福祉改革(3分発言+2分反論、補足)3,YES、NO質問(質問後2分補足発言)
4,テーマ別質問 第2部
@景気対策、財源確保(3分発言+2分反論、補足)
A飛騨地域の観光、経済(3分発言+2分反論、補足)5,討論の感想及び最後の訴え(4分発言)
出演候補者氏名
◎金子一義氏(自由民主党)、◎白川光雄氏(日本共産党)、◎山田良治氏(民主党)
1,基本的な政治への姿勢(5分発言)
国政への基本的な考え方、立候補の動機、所属政党に入党した理由等について自由にお話下さい。
●金子一義氏
ご紹介を頂きました金子一義で御座います。
私の政治信条。一番最初に立候補したときからなんでありますけれども「信なくば立たず」っていう古い言葉があるんです。「信なくば立たず」この言葉は「ずいぶん古い男だな」言われるかもしれませんが、しかし、政治家にとって有権者とそうして国民との間の信頼関係、これがあってはじめて政策が実現できる、これがあってはじめて国家の方向を決めていける、これが私の政治信条であります。
したがいまして、毎週土曜日、日曜日、国会が開かれている時でも地元に戻って有権者の皆様方、いろいろな場でお話を伺い意見を伺う。同時に今私たちが何をやろうかということを何を考えているかと言うことをお話を申し上げて、そういうなかで信頼関係を一つ一つ築いていく、そのことを私の政治信条としてこれまでずっとやってまいりました。
今、我が国、大変残念なんですけれども、今まで安心して心が、心に安心して寄りかかっていたものがどうも大きな変化が起こっている。で、そのことが漠たる不安感として国民の皆様がお持ちになっている、そうしてそれが、とまどい、そして不安感につながっているんだと思います。
例えば終身雇用制度。賃金体系がどうも崩れそうだ。一方で年金もどうもあやしくなりそうだ。IT革命、革命といわれて本当にそれぞれ国民が自分たちついていけるかしらという不安感をお持ちだと思っているんです。
ただ一方我が国歴史的にも大きな試練を受けてきた、その都度きちんと立ち上がってきた実績のある国であります。自信取り戻していきたい。で、そのためにこそ、頼れる、そして揺るぎない社会の制度というものを今こそ作る必要があると思っているんです。
介護保険の創設も、社会の予想外に早くやってきた高齢化社会への一つの対応だと思っています。年金の改革もその一つであります。
我が国がお互いに助け合うそして我が国が、国民が命を大事にするそういう日本人の良さってのは、わたしたちずっと古来持っておりました。で、それをあらためて見直していってそして日本人のいいところをもういっぺん見つめ直して、それを規範として社会の規範として教育にもあてはまると思っております。
それをもとにして、わが国の強靱なその一方で心優しい社会を作っていきたい。それがこれからの私たちの政治の課題であり、私はそういう社会を作っていきたい。そのための立候補をいたしました。そして与党自民党としてそれを実現していきたい。私の政治信条であり、今後の抱負であります。
●白川光雄氏
日本共産党の白川光雄でございます。
戦後55年たったわけですけれども、この間に自民党によって今、政治、経済、社会の分野で非常に自民党政治が行き詰まっていると思うのです。
国の借金が645兆円、国民一人当たり510万円にもなっておりますし、完全失業者数は、4月の統計でも349万人。警察の腐敗問題とか、又、青少年の凶悪な犯罪。どれをとりましても、私たち国民がみんな心を痛める問題ばかりでございます。
こういう戦後半世紀、自民党政治による政治が今舵取りのしようのない難破船のような言い方をしているんですけれども、そういう日本になってしまっている。
そういうなかで、日本共産党は、国民にとってよりよい政治、外交、社会をめざす「今、日本の改革」を提案いたしております。
そういうなかで、4月29日に発表された総理府の国民生活に関する世論調査でも「日常生活で悩みや不安を感じているか」という問いに対して最高の62,4%の方が「不安を感じている」と答えておりますし、82,4%の方が老後についての「明るくない」という答えを出しているわけであります。
また、80年代から現在までの社会保障のあいつぐ改悪によって医療、福祉などが、どんどんと後退させられました。つまり、国の負担が減ったために国民への負担が増えてきたわけであります。
また、今、国の財政の税金の使い方ですね、予算の使い方、税金の使い方という点では国と地方合わせて公共事業に50兆円もの大金が使われております。それに対して、社会保障には国と地方合わせて20兆円ですけれども、この公共事業に50兆円使われているのは、世界的にもないことでして異常な使い方になっているわけであります。
日本共産党はこの公共企業に50兆円というのは、無駄な大型公共事業といっているわけですけれども、たとえば徳山ダムのような公共事業であります。そういう無駄な公共事業はやめて国民の暮らしや社会保障に回せと、今提案しております。
さらに職場ではサービス残業、ただ働きが当たり前のように行われておりますし、これをヨーロッパなみのルールのあるかいこう禁止法とかサービス残業禁止法など、働く人たちの権利や暮らしを守るためのルールを今作るように提案をいたしております。
外交の点では、最終的には安保条約を無くしてどこの国とも対等におつきあいする、どこの軍事同盟にも入らない、こういう平和、中立の日本をめざしておりますし、アメリカとはこの安保条約、不平等条約を無くして、対等平等の日米友好条約を築きたいと思っています。
日本の政党の中では、戦前、民主主義と反戦平和の旗を掲げてどんな迫害にも負けないで、この立場を貫いてきた日本共産党こそが私の生きる道だと思い、国鉄に勤務しているときの、24歳の時に入党しました。
「額に汗して働く人たちが報われる社会、国民みんなが
安心して暮らせる社会にしたい」と,そういう決意のもとに立候補いたしました。
●山田良治氏
皆さん今日は、民主党4区の山田良二でございます。
本日はおこしを頂きまして感謝を申し上げます。
私自己紹介を兼ねながら、話は細部になるかも知れませんが、全体を見通して評価をいただきたいと思います。
出身は、下呂であります。政治を目指した動機からお話をさせていただきますと、高校時代でありましたが、ある書物と出会いました。その書物の内容にはこう書かれてありました。「人生って言うのは生まれてから死ぬまでの間に、いかに完全燃焼していかに社会にいい影響を及ぼしたかだ。これが人生である」という下りに出会いました。当時はまだ政治というものを意識しておりませんでしたが、将来の自分の方向性を考える上で、大変考える材料となりました。その後一年二年悩んだ末に「自分はどういうことであれば社会に貢献できるのであるか、社会に使っていただけるのか」と悩みに悩みました。その果てに「自分というのは客観的に判断したときに、大した取り柄はない、だけど動くことができる、誰よりも行動力がある」と、こういうことは小さいときから思っておりました。「自分の行動力を生かせるしかも社会に貢献できる職業といったら何か」というふうに考えたときに、「議員であれば自分は使ってもらえるかも知れない、政治ならば社会に役に立つかも知れない」と考えました。それ以来、もう20数年でありますが,政治一筋で歩んできております。
ただ、まあ政治は自分を社会に貢献できる手段でありまして目的ではありません。従いまして政治以上に自分を発揮できる何かがあれば政治を捨てます。それは申し上げたいと思います。
そして、「男子30にして立つ」ではありませんが30歳の時に東京から下呂へ戻りました。町会議員をやらせてもらいました。一期つとめそして県会議員の選挙に一度、34歳の時に立ちました。落選しました。そして38歳の時も2度目の挑戦でまた破れました。まあ当初は,帰ってきた当時、自民党という形で所属させていただいて活動しておったんでありますが、一回目の県会の時にどうしても納得できない失礼な態度をとられました。その後離党をしました。そしてその4年数ヶ月の間は無所属という形ですすめておったのですが、まあ、民主党から光栄なお誘いを頂きまして、私も判断を考えました。民主党というものをそれまでは深くは知りませんでしたが、お言葉を頂きまして色々考えて調べてみますと、すばらしい政党だと、特に自分の主義主張を包み込んでくれる大きなキャパシティがある。そして党内にもいろいろな意見がある。まあ、寄り合い所帯と揶揄される方もいますが、それがパワーの源泉になっていると思います。
そして、そういった方たちが何で一致しているのかと、憲法賛成の人もいれば憲法改正反対の人もいます。何で一致しているのかと言いますと、「今の政治を変えていこう」この一点で一致しています。そしてもう一つの特徴は「若い」ですね。私39歳でありますが、私でも新人候補者の中で、平均年齢上の方です。20代30代の前半が多いです。体質として、自民党関係者の方がおられると申し訳ないですが自民党は「でるくぎは打て」というところが内部にある。県会の時も、34歳、まだ若すぎる、嫁さんもおらんということでつぶされた。ところが民主党は「出る釘はのばせ」と「どんどん若いものの意見を採り入れていこう、若い者で日本をひっぱっていこう」こういうところがあります。その点で、民主党に入って非常に良かったと、今、生き生きとした気持ちで活動しております。
私の政治理念でありますが、「政治はみんなが幸せになる」この一言です。みんなが幸せになるためにあるのが政治だとなったときに、今本当にそういう政治が行われているのか、ごく一握り(終了のカード)の人たちのための(ベルの音)政治ではないか(ベルの音)そして2大政党制の実現
<時間切れ>
2,テーマ別質問 第1部
@児童福祉、教育(3分発言+2分反論、補足)
いやな事件があいついでいます。動機無き殺人、バスジャック事件。何か、底知れない変化が子供たち(人間)の中に起こっているような事件の多発です。飛騨地域においても例外では無く、教育の場における不登校、学級崩壊等の現実も深刻です。
このような子供たちの現状についてどのように分析し、どのような取り組み(政策)が必要だとお考えですか?
●白川光雄氏
難しい問題だと思います。一口に論ずることは出来ないと思います。この事件の背景、問題の背景には、やはり受験中心の詰め込み教育があるのではないかと、日本共産党は考えています。1998年6月に国連で、国連子供権利委員会が行った提案勧告ですけれども、日本の子供が高度に競争的な教育制度のストレスにさらされ、子供の発達障害や登校拒否、いじめ、暴力を生み出していること、
テレビや雑誌などを通じて、暴力やポルノが子供達の世界に入り込んでいることに警告を発しているわけです。日本共産党はこういう点でやはり詰め込み教育ではなくて、子供一人一人の成長に見合ったゆとりのある教育とか、又あわせて社会の一員としての市民道徳などが教育としては大切でないかと思っておりますし、子ども達ばかりに市民道徳を押しつけてもこれは説得力はないので、まず、今大人の世界を道徳というかモラルが乱れております。皆様方毎日の新聞等でご存じのことと思います。大人の世界、私たち大人が襟を正して、市民道徳のある社会をまず築いて見本を示すことが大切だと思います。それから子ども達を退廃的文化から守るということで、テレビ、雑誌等の自己規制という言い方をしているんですけれども、民主的に規制しあって、子ども達を退廃文化から守っていこうということも、子供や教育の問題を考える場合に大切ではないかと思っています。
以上でございます。
●山田良司氏
昨今のこういった青少年の異常な問題には心痛めるわけですが、原因は大きく分けて3つあると思います。1つは生活スタイルが大きく変化したこと。ここ10年20年の間に情報化がかなり進んでいる。そして便利さの陰の部分が露見したといえるんです。ようするに人と接触しなくても生きていける。子ども達は友達がいなくても遊べるという時代になってしまった。テレビゲームとかパソコンとか、人と触れ合わなくても大きくなっていく。しかしその大きくなっても、人との切磋琢磨がないもんですから、人格的に未熟な大人になってしまう。そして子ども達をそれぞれ集めて遊ばせると、独りぼっちということがありますが、今みんなぼっちという言葉になっている。みんないるんですけど一人一人が遊んでいる。そういう状況が今の子ども達の精神背景にあります。
やっぱり2番目は親のしつけの甘さが問題になっている。これは今回の9年2ヶ月の少女監禁事件の、直接の原因はそこにあるんではないかと思います。3番目は大人にも原因がある。警察や官僚や政治家や先生のこの不祥事。昔はマスコミがそれほど発達しておりませんでしたから、広く知れわたらなくて終わっていたところが、マスコミの発達で大人がこんな悪いことをしていたら子供だっ
てする。そして昔は、今の若者はとよく言うが、今は言えないような状態になってしまった。大人も子供も何とも言えないような状態になってしまった。これが1つの原因であろうと私なりに分析しております。そして取り組みにつきましては、大人も責任ある行動を取って行かなくてはならないのはもちろんですが、やはり学校改革、教育課程をもう少し自由化すべきだと。読み書きそろばん、これは生きていく上に大切な事ですが、もっと地域の事情に任せて、地域に密着したものにしていけばいい。学校選択も自由にするべきであると思います。いじめにあった、登校拒否をおこした、家に閉じこもってしまう。でも恥ずかしいことではないから、色々カウンセラーが家に来て勉強を教える。いざ自分の子供が登校拒否になったらそうも言ってられない。やっぱり学校へ行ってくれんとこまるという気持ちがあると思います。従いましていろんな学校を選択して通えるようなシステムに変えていく。そして30人学級を実現していく。行き届いた学校、学級にしていくことではなかろうかと思います。
以上です。
●金子一義氏
どうも、毎週私も地元に戻って、父兄の皆さんとか先生にもお話を伺い、国会でも教育改革、こういう凶悪犯罪事件が起きた上でどういうふうに考えていくのか、ずっと議論をしております。そういう中でいろいろな教育評論家や父兄、先生方がいろいろな「なぜ」ということの分析をやられております。それぞれ正しいんだと思います。白川さんも山田さんも分析をされましたけれど、1番問題なのは、学校でも家でもそういう子ども達をどういうふうに扱っていったらいいのか、なにが正しい判断基準なのか、と言うことにとまどいをおぼえているということが、1番大きな問題だと思っているんです。これをどういうふうに作り上げていくのか。社会の規範ということにたどりつくと思っています。宮川先生は聖職にありますけれども、ヨーロッパのように特定の宗教、コーランですとか、何々すべからずというような、聖書ですとか、我国はそういうもので、律せられる国ではありません。だからこそ日本人は何だったのか。日本人はなにが一番いいところなのか。お互いに助けあうという良さというものを私たち国民は持ってきていると思うんです。でこれをみんなで作り上げて、探り上げて、社会の規範に作り上げていく、そのことがこの教育の問題を考える上で一番大事なことだと思っているんです。
以上です。
■@児童福祉、教育、反論、補足説明
●白川光雄氏
今直接出た話ではありませんけど、森総理が先日「日本は神の国である」という発言から、相前後して教育勅語の復活ということを口にしたわけですけれども、これは子供の凶悪事件に絡んで教育勅語の復活ということを言われました。先日の弁明の中でも一言それにふれられておりましたけれども、国会でも日本共産党の志位書記局長が反論追求を致しております。これは親、兄弟、父母等を大切にしなければならないということが教育勅語にも乗っているから、良い部分もあるんだからということで、教育勅語にふれられたわけですけれども、この問題につきましては1948年の国会の中で、当時の松本文教政策委員長はこれは別個に考えるんなら、つまり父母を尊ぶといういうことを別個に考えるんなら、これは当然正しいわけなんですけれども、教育勅語の一つの中で考える場合にはこれはやっぱり、最終的には天皇に忠という文があるんですけれども。結局天皇、そういうことでありますので。その辺をやっぱり十分に。
●山田良司氏
補足致しますと、マスコミの影響力の大きさということもあると思います。マスコミに影響されて効果的になればいいのですが、逆効果を起こすときがあるんですよ。バスジャックの事件の少年も、17才の主婦殺害事件を見て先をこされたと馬鹿なことを言うくらいで、マスコミの逆効果もある。従いましてもろ刃のやいばと言いますか、たいへんな影響力を持っているのがマスコミであると、いうふうに考えたときに、マスコミがいわゆるいじめにあって悲しい出来事で終わってしまうばかりでなしに、美談だと言いますか、成功例と言いますか、こうやっていじめを克服していったんだという、そういうような事例もいくつかあると思います。往々にして暗いニュースで終わってしまって糸口が見えない。そうではなくて、いじめに苦しんでいる人たちにも手がかり、糸口を見いだしてやれるような、助けをマスコミがはたすべきだと思います。五体不満足の人とか、ベストセラーがありますね。それから極道の女房やられてて、司法試験に合格された人もおります。ああいう方達もいるわけです。もっともっと逆境から立ち上がって成功したという実例を、どんどん政府がマスコミが紹介していくべきであろうと思います。
以上です。
●金子一義氏
ありません。
A障害者福祉、高齢者福祉、福祉改革(3分発言+2分反論、補足)
社会福祉基礎構造改革の第一歩として、様々な問題点を指摘されながらも介護保険制度が導入されました。「選択」の福祉として期待される一方で、「市場原理」導入による福祉破壊との批判も根強く残っています。
障害者生活支援、高齢者介護をはじめとする現状の福祉に対する評価と今後の「福祉改革」のための取り組み(政策)についてどのようにお考えですか?
●山田良司氏
基本的なスタンスから話すと、両極の考えがある。市場万能主義と、福祉国家至上主義の大きく二つの考え方があると思うが、市場万能、すべてを市場に任せてしまうと弱肉強食をもたらす結果に終わる。福祉国家至上主義も依存心を増長し、個人の尊厳とか自立した人格を破壊する恐れがある。したがって私はどちらにも与しない。しかしながら、自分の責任でなくてハンディを負っている人、苦しんでいる人には、国家が責任を持って支援をしていくべきである。
障害者福祉に関しては、所謂バリアフリー、ハード、ソフト両面においてバリアをなくした社会にしていくこと。ハード面においては、公共施設に車椅子で自由に通行できる、あるいは、公共施設に限らず住宅や事務所においても、そうゆう改築工事をする上でどんどん国家が補助を与えること。ソフト面においては、障害者であるがゆえに資格を取る権利を制限されているという現状があり、障害者も機会の均等を図られるべきである。今回選挙が行われるということで選挙に絡めて話すと、いろんな障害を持っておられる方にも選挙に十分に参画し、判断できるような仕組みにまだまだなっていないのが現実。情報提供の面そして、投票様式もここまでIT革命が進んでいる時代に、書くという明治以降の原始的なやり方で時間ばかりかけず、マークシートでやれば一発。投票の立会人をやったことがあるが、障害者の方が一生懸命投票に来られて、書かれた文字もなかなか読みづらくて無効になってしまう例が町議選挙レベルでも十や二十じゃない。これは大変惜しいことである。マークシートなり、丸でいい。そうゆう形にしていけばいろんな面でいい。
年金制度については、これは財源の一部を消費税化していく方がいい。とにかく若い世代へのしわ寄せが大きい。みんなが負担していくというスタイルに変えていくべきではないかと基本的に考えている。
●金子一義氏
個人ごとであるが一昨年に足を骨折し、1ヶ月半入院、3ヶ月間松葉杖をついて国会に通った。つらい思いをしたがその時に我が身で感じたこと。一つ、財政で福祉というものは決して論じられない。二つ、みんな人間悩みを持っている。特に体にハンディのある方々の悩みを共有してやれる社会、特に私たち政治家がその悩みを共有してあげるということがものすごく大事だ。当たり前のことであるが今改めて感じている。福祉を財政論だけで片付けるべきでないと言ったが、その一方で国民が誰かに押し付けるのではなく、お互いに責任を持ち合っていく、これを今回の介護保険制度導入の際に皆さんにお願いをした。あんがいお年寄りの方からも、よし自分たちで助け合おう、全部それを税金でやればいいじゃないのという意見のほうが多いかと思ったが、必ずしもそうでもなかった、ご理解がいただけた。我が国の国民はものすごく健全であると思っている。そうゆう健全な社会、自分たちも荷物をしょっていく、そしてハンディを持った方、お年寄りが幸せに暮らしていける社会というものを、私たちは福祉の分野で作り上げていきたいと思う。
●白川光雄氏
この20年間で見ると、医療も年金も非常に後退している。これは国の負担が削られたために国民への負担が大きくなっている。四月から介護保険制度がスタートしたが、利用料の一割が高すぎるために、ホームヘルパーなどの回数を減らして、オムツ交換も我慢しているなどの声も聞かれる。なぜこのように介護保険だけをとってみても大変かというと、政府が介護の予算を2,500億円も削ってしまったからこうゆう事になってしまった。日本共産党は、国の負担を増やして、全体としては医療や社会保障を充実させる。これを予算の主役にしたいと考えている。消費税が導入されてちょうど11年になったが、高齢化社会のために財源がいるということで導入されたが、これは後から、当時の税制調査会の会長が、そのように言えば国民に納得してもらえるということで、ようするにごまかしであった。実際高齢者のために使われているのは、このうちわずか6%程度。あとのお金は、先ほどから述べているように、無駄な大型公共事業、国の借金の利払い、年間5兆円もの軍事費などに使われてしまっている。日本共産党はこういう無駄な公共事業を削って、国民の社会保障や暮らしに
する改革を提案している。
■A障害者福祉、高齢者福祉、福祉改革、反論、補足説明
●山田良司氏
今、女性の方もたいへん社会に進出しており、保育も大切な福祉の目的である。多様な保育のスタイルをこれからどんどん確立していくべきだ。0歳児保育、24時間保育、低年齢児保育、延長保育、長時間保育、一時保育、病気の子達を見る病児保育、あるいはまた、保育ママというシステムも考えるべきだと思う。自宅に子どもたちを二人なり三人なり連れてきて面倒を見るというようないろんなスタイルを、保育において考えていかなければ、社会の変化に対応できないと思う。
●金子一義氏
結構です。ありません。
●白川光雄氏
先ほどの介護保険制度のことであるが、政府は65歳以上の介護保険の保険料を半年間は無料、それから先一年間は半額という措置を執っているが、来年の10月からは満額となる。しかし実際に今たとえば特養ホームに入ろうと思っても、入れない方が全国的に三万人から五万人か、ちょっと数字忘れたが、まだ数万人の方々が入れないで待っている。この方々は認定を受けた方々であり入りたくても入れない、これは、契約をしたけれどもサービスが受けられないということだから、契約違反ということではないかと訴えている。こうゆう事がないようにするためにも基盤整備、つまり特養ホームとかホームヘルパー、ホームヘルパーにおいては全国的に25万人も不足しているが、保険料を無料にしているうちに、徴収を延期しているうちに、こういう基盤整備を早くやって、みんなが安心してサービスを受けられるような保険制度にするように、共産党としてもがんばっていきたいと考えている。
3,YES、NO質問(質問後2分補足発言)
@選挙において候補者同士の公開討論会は常に必要だと思う。
金子一義氏 ○× 、白川光雄氏 ○ 、山田良治氏 ○
A日本は天皇を中心とする「神の国」であると思う。
金子一義氏 × 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ×
B首都機能(国会等)の東濃移転には、賛成である。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ○
C国会議員には、定年制が必要だと思う。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ×
D国際平和維持のために自衛隊の海外派遣は、必要である。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ○
E日本の食糧自給率は低すぎる、もっと上げる必要がある。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 ○ 、山田良治氏 ○
F徳山ダムの建設は、洪水等の災害を防ぐために必要である。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ×
Gこれからも、原子力発電所の建設は必要である。
金子一義氏 ○ 、白川光雄氏 × 、山田良治氏 ○×
■イエス、ノー質問への補足発言
●金子一義氏
一番最初の公開討論会について○×両方上げましたのは、私たちこういう公開討論会というのは政治家の命を懸けます。したがいまして、中立性、公平性が本当に保たれるのか?その上で主催者の方々コーディネーターの皆さんが、本当に信頼していけるのか?大変私たちにとって大事であります。で今回、私それを信頼いたしました。こうやって出席させていただきましたけれども、そこが将来保たれるのかどうか?ましてや特定の政党のために宣伝、あるいは、逆宣伝されると言うことであるならば、反対であります。
東濃首都移転というのは、簡単にできません。単にこっちの水が甘いよ、東濃がイイよだけでは決してだめです。社会の仕組みを地方分権というものも含めて大きく変えるという、国民がその気になって初めて、可能であると思っております。
クリーンエネルギー、今度、アラビヤ石油という我が国の油田が摂取されました。油にもある意味危機感があります。そう意味でクリーンエネルギーが新たに開発されるまで我が国というのは原子力発電、安全性を確保するのはもとよりでありますが、これに依存せざるをえないし、そのための安全対策には予算をきっちりとって、確保していくことは大事だと思っております。
以上。
●白川光雄氏
はい、首都機能移転というのは、先ほどから言っておりますように、無駄遣いの見本だと思っております。14兆円から数10兆円のお金を使う、これ全て国民の税金で御座います。移転をすると言いながら、首相官邸や又省庁ですね、各省庁のビルを今東京に作っているのですよ。知らない方が多いと思うのですけどね。2002年の3月には、首相官邸が完成しますけども、ここには700億円のお金をつぎ込んでおります。
それから、食料自給率ですけども、今、40%までに落ち込んでおりますが、この40%というのは、日本国民の7千400万人分の食料を外国に依存しているという異常さであります。日本共産党は、日本人の主食である米はもちろんのこと、国内の農産物の拡充のためにも頑張ってですね食糧自給率の向上に頑張りたいと思います。
又、徳山ダムですけども「洪水災害のために必要」という質問ですけども結局こういう乱開発のために洪水の危険があると言わざるをえません。去年9月の豪雨災害というのは、山の手入れを怠ったために、一層災害が多くなったと指摘されているのです。ですから、昔ながらの間伐、除伐下刈りなどこういう、山の手入れをですねやるということがその後の県と岐大教授らによる調査検討委員会でも指摘をされているわけでありますから、是非そう言う点もご理解いただきたいと思います。
以上で御座います。
●山田良治氏
あの今神の国発言で神風が吹こうとしていますが、与党が「言葉尻を捉えないでもっと大事な議論をしろ」というふうに言っておりますが、言葉尻と言うよりも最初から最後までおかしい話でありまして、天皇は神の国で、中心とする神の国と、日本は、云々間ぬん、これは、言葉尻と言うよりもそのもの全体がおかしいわけでありまして、撤回していただきたい。そしてまた、私自身としては、森さんが、戦前の日本に戻そうとうとは思いませんけど、近隣諸国の事を考えたら大変不安を与えているとそう言う風に考えたときには撤回するのが賢明であるという風に考えます。
2点目でありますが、徳山ダムの問題、大型公共事業、こういったものに対して21世紀的なあつかいは、時(とき)のアセスメントというものを立法化していくべきであろうと思います。まあ、環境アセスメントと言うものがありますが、時間がたてば状況の変化、環境の変化等あるわけでありますので、もう一度見直そうという視点が必要になってくると思います。そして一定金額以上の公共事業は、国会で承認を得るような仕組みにしていくべき時が来たんでは無いかと公共事業おおかたは必要なものだとおもいますが、不必要なものもなかにはあると言うことであります。
以上です。
4,テーマ別質問 第2部
@景気対策、財源確保(3分発言+2分反論、補足)
どん底の景気、リストラ、自殺者の急増、国民生活の先行きは不透明で見通しの無い状況が続いています。景気は、上向きとの見解もありますが、日々の暮らしの中で実感することは困難です。
不況に至った原因、今後の景気対策の方法論とその財源確保(税改革、行政改革)について、どのようにお考えですか?
●白川光雄氏
家計消費がですね、93年から7年連続で、ま、減っておりますし、この10年間の実質賃金の伸びもわずか1.3%、ま、その上に3年前に消費税が5%に引き上げられてから、特に、ま、個人消費が冷え込んで景気が悪くなり、長引く不況に、ま、追い討ちをかけていると思うんですけれども、やはり、個人消費を引き上げない限りは、これは景気は良くならないと思います。それには消費税の減税など、あるいは特別減税など、こういうことをやらない限りは、もう、景気は良くならない。これは、皆さんが一番、実感されている事だと思うんです。これに伴う財源ですけれども、さきほど来申し上げておりますような大型公共事業、無駄な大型公共事業ですね、ダム建設とか、飛行機の飛べない飛行場、この近くでは丹生川村の農道飛行場がありますけれども、今は子どもの遊び場になっておりますが、そういう、無駄な公共事業を削って、削れば、財源はいくらでもある、という風に私たちは考えております。また、先ほども申し上げたかと思うんですけれども、今、サービス残業がどんどと行なわれ、その数は1,000万人とも2,000万人とも言われておりますけれども、これでもやっぱり収入が少ないわけですから、使うお金もない訳であります。ですからこういうサービス残業をなくす、それから労働時間を短縮してやはり、余暇の時間を増やさないことには、全体としては景気は良くなってこない。高山市の統計でも昨年一年間の観光客数は23万人減っているということでありますし、宿泊客は、10万人、ま、減っている訳です。これはやはり、個人消費を引き上げないことには、観光客も増えない。また道路が良くなったためにですね、日帰り客が多くなったということも、デメリットとして言えるんではないかという風に思います。いずれに致しましてもまたあの、規制緩和によって大型店が郊外にできて、街のこれまでえ〜、中心になってきた、小売店が今どこでもここでも潰れていってる。私もこの1月から4月、酒屋さん、薬屋さんをずっと回りましたけれども、非常にもう、悲惨な状況であります。ですからヨーロッパ並にやっぱり、こう規制緩和はですね、大型店の出店などが逆に届出制を許可制にして、やっぱり地域の小売店の営業、暮らしを守っていくことも、景気回復に大切だと思っています。(ベル)以上です。
●山田良治氏
政府の、ま、景気対策、公共事業を中心とした、景気対策で、あのう、ま、645兆円という国と地方を合わせた赤字、一世帯当たり2,000万の借金、で、1人に換算しますと500万円の借金を背負わされて、これから生きていくと、孫の貯金箱に手をつけるというような形になっているような、気が致します。そうではなくて、景気対策、私、そして民主党の考えます景気対策、財政構造改革、社会の構造改革と、いうことであります。要するに、歳出を抑えていく、と。分かりやすく言えば、あのう、部屋がもう散らかって手のつけようがないという時に、ま、整理整頓して、要らないものを捨てると。整理整頓してきれいにしてこうと。全部捨てる訳じゃない、要るものはきちっと残しながら、要らないもの、そういったものに大変な経費がかかっているということで、ま、ここへ来てもう社会の構造改革をやっていこうではないか。何でもかんでも国が一手に握ってしまうんじゃなくて、国の仕事と地方のやる仕事、あるいは民間のやる仕事をきちっと分けて、もう、国をスリム化していく。国は、外交とか防衛とか極々限られたことでいいんです。後は地方に任せる、民間に任せる、こういった地方分権の中に、21世紀の日本の姿があると思います。社会の構造改革、これ以外にないと思います。そして、それをすることによって、環境とか福祉とか、情報とか、こういう新しい部分に新たな、雇用を作っていけばいいんです。そこでまた景気が回復していくんです。以上です。
●金子一義氏
日本の経済構造がほんとにすっかり変わっている。従来であれば、金融財政、これを出動して行きますとね、火が点火されて薪が燃え上がるという、言わば財政金融性策というのが有効に機能してきた。それが財政の規模、構造が変わってきていますので、なかなかすぐに消費というところへ繋がってくれない。で、これが今の構造だと思っております。消費というものがやっぱり感じられませんと、なかなか景気が回復してきたなという実感も感じられないと、いうところであります。財政はしかし、一方で景気を間違いなく下支えしている。なければ、すとんと落ちます。橋本政権の時に私達経験致しました。で、支えている間に、今一生懸命悪戦苦闘して企業や商店街が大変努力して足腰強くしようとしている。そういう努力されている皆さん方、そこに働く皆さん方っていうのは私達はきちっと支えて行きたい。一遍くらい事業に失敗したってもう一遍ぐらいチャレンジするような、今、法制も準備しております。で、そういう反面、しかしどうしてもそこで失業、出てくる、そういう人たちは社会の言わば、セイフティネットワークとしてきちっと救って行く。一方で、努力して行く皆様方が報われて行くと、いう部分も大変大事な仕組みだと思っております。消費といった時に、今、白川先生から減税、白川さんから減税という話が出たんですが、ほんとにそれだけで大丈夫なんだろうか。今、我が国、なんとなく、さっき申し上げましたけど、将来不安だな、年金も危ないな、終身雇用や雇用体系も危ないな、こういうところがあったら、それだけでは決して消費に繋がりません。でそういう意味で私達は確たる社会の仕組み、年金も、高齢化社会でも耐えら
れる年金っていうのが、私達今、提案をしている仕組み替えだと思っております。あの、財政、二兎を追えず、って小渕さんが言われてますけれども、私達、誤解だと思ってます。二兎を追えるんじゃなくって、目つぶ、財政悪化に目つぶるんじゃなくって、目をしっかり開けてって、そうして、日本の体質が強靭になって、企業競争力がついていく、そういう中で必ず財政再建の道は開けて行くと思っております。以上です。
■@景気対策、財源確保、反論、補足説明
●白川良治氏
先ほどの話の続きになる訳ですけれども、酒屋さんを回った時ですね、え〜、特にあの、ディスカウントショップ、この飛騨地方でいきますと、ゴリラという名前なんですけれども、大変あの、安売りをしている、消費者にとっては大変それは良いかも知れません。しかしこれまでの老舗の酒屋さんにとっては、これほど辛いことはない訳であります。これまでのお客さんがみんなそちらの方に流れてしまっている。ま、そのために、息子達も、もう諦めて、転業してしまったところが数多く、というか、たくさんそういう方がおられました。で、こういうことを実際にほったらかしておいてなかなか景気回復といっても、それは大変なことであります。ですからやはり、この大型店の出店については地元の商店街と事前に協議をして、そこの商店街と共生を図る、そういうことなしに今野放しにされています。それから、結局減税だけではなしに景気回復には将来不安の解消がもちろん必要であります。リストラでいつ首になるかわからない、あるいは55才で、肩叩きされて首になってしまう、それから、今年の三月にも年金法案が改悪されて、65才まで若い人たちは一銭ももらえなくなってしまったという、こういう雇用不安を解消しない限りは全体としては景気は上がってこない、という風に私達も考えております。そういう点も是非あわせてご理解をいただきたいと思います。
●山田良治氏
財政赤字というのをあまり軽く見てはいけないな、という風に思います。過大な借金が貸し手、え、借り手のみならず貸し手の身をも滅ぼしてしまうということは、え、不良債権問題で、ま、明らかになったように、そういうことであります。よく、ま、楽観論の中に、借金しても景気が良くなれば増収が増えて、税収が増えて、ま、赤字を減らして行くだろうという、楽観論がありますが、これは大きな間違いでありまして、70年代から1970年代から日本は国債による借金を始めた訳でありますが、その間、今までの間に景気は良くなったことはありますが、借金が減ったことは一度もないんです。借金はどんどんどんどん増えて行くということで、その点は、誤解のないようにしていただきたいと思います。もう一点は、アメリカのことを例に出して、レーガン政権の時に大規模な減税をしたと。一瞬は財政赤字をもたらしたが、90年代に好景気をもたらしたんだという、こういった楽観論もあるわけですが、やはりこの裏にはブッシュ、そしてクリントンの時に、大型増税をした、そして、財政の大幅歳出削減をしたと、こういう事実には触れてないんです。従いまして、こういう楽観論を鵜呑みにしたらほんとに大変なことになるなあという風に思います。以上です。
●金子一義氏
あの、特にないんですけども、今、白川先生から、白川候補から、お酒屋さんの問題が、出ました。私達規制というものを考える時に、経済的な行為、経済規制、それから、え、社会的な規制っていう観点っていうのはやっぱりきちんと考えなければいけない。たとえばエイズの問題がそうでありました。血液製剤。お酒屋さんの問題も言わば青少年に対してどういう影響を与えるのか、お話ありましたように確かに私もイギリスにいましたけれども、ものすごく、ああいう国でも、アメリカでもそうでありますけれども、未成年にお酒を売る、売らない、その為の規制っていうのは特にお酒について非常に厳しいものがあります。ですから、私達もそういう社会的規制、青少年対策というような観点からきちっと見直すべきものは見直して行くべきだと思っております。
以上です。
A飛騨地域の観光、経済(3分発言+2分反論、補足)
急速な道路網の整備により、飛騨地域における観光、経済は、大きな転機を迎えています。しかし、一方で、大企業の参入による地元零細業者の倒産、道路網の整備による自然破壊等の問題点も指摘されています。
飛騨地域の観光、経済の現状についてどのように評価され、今後、どのような方向を目指すべきだとお考えですか?
●山田良治氏
はい。え、21世紀はまあ、観光においての大競争時代が、あ、やってくる、という風に思います。まあ、競争相手は国内のみならず、海外をもライバルである、という認識に立たなければいけないという風に思います。まあ、日本人もお金と暇ができたら、ま、日本でゆっくりしようというよりも、もう海外へ目が向いてしまうという、こういうご時世であります。で、若い人たちも、女の子でも簡単に海外へ行ってしまいます。それこそ昔、岐阜や名古屋に行くぐらいの感覚で、今、アメリカやヨーロッパへ行くような風であります。
そして私、下呂におりますので、え〜、下呂に関して言わしていただきますと、名古屋の人がこう言われました。「昔よく下呂へ行ったけども、今は下呂で昼食事してお風呂入って帰ってくるよりも、韓国行って焼き肉食って日帰りした方が安いでな。」と、こういう時代になりました。従って、もう大変な大競争時代になって来ている、ということであります。いかに、日本人と、そして海外のお客さんをこれからゲットしていくかということになるんですが、残念ながらこれまで日本の観光行政はほんとに手薄だったなあと思います。世界の中で外国人観光客の受入数がなんと31位という、とてつもない低さです。先進国にしてはもう、だんとつの低さです。1位はフランスの6,000万人です。日本は年間350万人と桁外れに低いです。これはなぜかと言いますと、戦後、中央集権という体制の下に日本が、ま、画一的な地域作りしかできなかった。A街もB街も似たり寄ったりの街作りしかできなかった。そしてまた、アメリカに追いつけ追い越せとアメリカナイズされたものばかりが流行して欧米文化の上澄み液をすくうことばかりに熱中して、本当に日本らしい街作りをしてこなかったと、その結果としてこういう数字に表れてきたと、いう風に思います。これからはもう、高山が、そして飛騨が、岐阜県が本当によそにはないような特色ある街作り、地域作りをしていくためには、もう、中央集権のやりかたは絶対通用しない。もう中央は、地方の綱を切る。地方に思い切っていろんなことをやらせる。財源も権限も任せる。こういった中で観光地作り、地域作りをしていかないと、これからのえ、ま、この観光立県である岐阜はもうもたないであろうし、日本全体もやっていけないと。地方分権が、これ、キーワードになっていくと思います。
以上です。
●金子一義氏
あの、山田候補批判として聞きとって欲しくないんだけども、そうかなあ。観光行政、中央官僚がいかん、そういう切り口ってあるんですかねえ。私は、かなり、この飛騨にしましてもね、下呂、高山、奥飛騨、それぞれ独自色を一生懸命出そうということで、それをかなり国がね、どういう独自色を出してきた、それを国が受け止めるという方向でかなり動いて来ていると思っているんですよ。少し考え方が違うかもしれません。フランスの観光局が、飛騨―高山だけじゃありません、下呂、高山、奥飛騨、白川郷、エリアでありますけども、観光という面で世界で一等地っていうレベルを今度つけてくれるんですよ。嬉しいですよ。国内だけじゃない、海外でもそういう、言わば、私達のブランドというものをだんだんだんだん出てきました。で、これ、決して単に観光だけでなくて、この飛騨で作る農産物、農業です。これも、飛騨牛とか飛騨のブランドの、ほうれん草、トマト、花卉もあるでしょう。それから私達の、皆さんが作る地域で作っていく、木工家具、こういったような物も非常にこれから伸びる余地がどんどんどんどん出てきている、今、時期だと思っています。そういう意味で自信持って、今度それをどうやって伸ばしていくか。飛騨の我々って、どうしても、作り上手の売り下手って昔から言います。そういうもの、今度はそういう余地がどんどん伸びてきた訳ですから、今申し上げた、地域全体が、観光だけで決してありません、伸びていけるような基盤整備を私達政治家がどう作っていくかっていうのが大きな役割であると思っております。私は四区の代表でありますので、この公開討論会も飛騨だけで議論して欲しくないんです。四区全体、中濃もあります。そういう意味で、可児の一部を除けば、中山間地が圧倒的であります。そういう中山間地に住む我々の地域をどういう風に伸ばしていくのか。社会環境の整備、そして同時に大事なことは、情報で遅れちゃいけない、遅れちゃいけないんです。そういうものも合わせてきちんと整備していくことが私達の役割であると思っております。
以上です。
●白川光雄氏
まあ、なかなか大きなテーマで難しい訳でありますけれども、全体としてはやはり、長引く不況の影響で、ま、観光客が減っていると、いうことが全体としては流れとしてはあると思います。ま、そのために先ほども言いましたけれども、え、99年のこの高山市だけ見ますと、ま、観光客が23万人、泊まり客が10万人、さっき5万人と言いましたけれども、10万人、減少している訳ですね。そういう中で、現状としては、下呂の宮島館が倒産をしましたし、平湯の高原館が廃業致しました。高山ではそういう所ありませんけれども、民宿業者の、ま、落ち込みと、外資系ホテルの進出などがあります。それから、観光客の変化としては、日帰り客が、まあ、多くなっていると。それから、宿泊客1人当たりのお金の使い方ですけども、これがやっぱり、これは、市の観光課の調べでは1人当たり2,900円も減っているということですね。で、250万人台は維持をしておりますけれども、全体としては減ってきていると。観光スタイルとしては団体型から、個人とか、家族、友人グループの、そういう旅行に変ってきているのではないかと。それから、旅館での豪華な、料理型から、食泊分離型へ変ってきているとか、あるいは、施設見学型から体験・ふれあい型に変ってきているとか、また、買物型から、街並や自然とのふれあい型に観光客が変ってきているという、スタイルの変化があります。先ほど言いましたような消費税の5%の影響もあります。対策と致しましては、ま、大型高速道路を作れば観光客が増えるという、これはちょっとやっぱり考えていかなければならないのではないか、と。やはり全体としては、消費税の減税など、国民の懐をやっぱ温めて、購買力を向上させることが大事だし、先ほどから繰り返し言っておりますように、社会保障の充実なども、重要だと思います。それからやっぱり交通機関と致しましては、公共交通機関の利用、列車とかバスの利用なども、大事な点ではないかと思います。まあ、それと、観光政策につきましては、どうしたら良いかということをですね、あの、そういう論議をする開かれた場が、大切ではないか、求められているのではないかという風に思います。
以上です。
■A飛騨地域の観光、経済反論、補足説明
●山田良治氏
付け加えて申し上げますと、ま、実際問題として、ヨーロッパ諸国は、特にドイツあたり、かなり地方分権というのが進んでおりまして、え、それぞれの小さなまちでもそれぞれの顔がある。特色がある。そして、特に凄いな〜と思うところは、自分の家があります、家の中は、自分のものだけれども、自分の家の外側の部分は、街のものだと云う意識が定着しております。そして街のためにどういう景観を作ったらいいかと云うことでそれに惜しげもなく貢献していると云うことであるます。良い悪いは、別にしてそう言ったおどぎの国のような地域が幾つもあります。そう言ったところとこれから日本の観光地というのは、競争していかなければいけないと云うことになったときにいままで以上の特色づくりをしていかなければいけない、今まで以上にアイデアあるいはアイディンテティを持って街づくりをしていかなければならいとなったときやはり地方分権だと云う風に思います。したがいまして、これからの国会議員や知事の仕事は、国から予算を引っ張ってくると云うことではなくて国と喧嘩して国が握っている綱を切る、そして地方に思う存分活動させるという、時代は変わってきたと思います。
以上です。
●金子一義氏
我々の飛騨地区が地域拠点都市というのを指定を受けました。それから地域活性化プランという小渕さんの時も地元でそれぞれの地域で自分たちの地域をどういう風にしていきたいか?考えて下さい。プランを作って下さい。それに対して国は、予算を付けていきます。という方向へ今どんどん来ております。そのときに、まだまだ私たらないな〜と思っているのですけど、どうしても行政やっちゃうんです。市民の今日お集まりいただいている皆さんの中におられるのかもしれませんが、自分たちでこの町どうして行こうかと、これがなかなかでてこない、一ついよいよ出始めました。高山のある市民団体のあるグループが水を利用して宮川の水を利用して、地域社会、この高山を更にすばらしい街にしていこうというプランが出始めました。それ、今、皆さんといろいろ議論していますけど、こういうやはり皆さんが、高山だけじゃ無くて良いんです。プランを作っていただいて、そして、いいねって云うことで、行政もそれに乗っていただく、って事が現実に行われつつある。行われようとしているって事は、大変私は、良いことであると思っております。
以上です。
●白川光雄氏
2月だったと思うんですけれど、この高山には、屋台、県下、日本、世界に誇るべきすばらしい屋台があるわけですけれど、それを保全している祭り屋台技術保存会の方々とも懇談を致しましたけれども、全国的な修理ってのは、あまりそういう職人はいない、解体して高山に持ってきて、修理して解体をして地元に持って帰るそういう苦労があるって聞きましたけれども、こういう方々の後継者の育成、こういう点でもやはり国県等からのやっぱり助成というものが必要だと思いますし、山王祭りにいたしましても、この八幡祭りにいたしましても、今、祭り屋台を引く男性がお年を召されて、なかなかいない、そのために、若いアルバイトを使っていると聞いて私はびっくりしたんですけと、そういう個人の家からは、身銭を切ってバイトを雇わなければならないと聞いて二度びっくりしたわけでありますけれども、この観光の街高山でこんな事がという耳を疑るよう事なんですけれども、それが実態だそうであります。ですから、この一つとりましても、やはり、こういう方々への助成と云うことも、含めて考えて行くことが大切で無いかと思います。
時間がありますので、以上です。
5,討論の感想及び最後の訴え(5分発言)
本日の公開討論会を通じて感じたこと、最後にどうしても強調したいこと等
何でも自由にお話下さい。
●金子一義氏
この討論会の印象でありますけど、非常に公平というものが、ある意味確保していただく討論会ができたと思っております。役員、コーディネーターの皆様方にも感謝申し上げます。又、これが、先ほど申し上げたように特定の政党の宣伝、逆宣伝、揚げ足取りに使われないように期待をしたいと思っております。
宮川コーディネーターが先ほど「飛騨は仏の国」であるとおっしゃられましたけど、たぶん今日お出でになっている皆様方には、「神の国」と思っていらっしゃる方もおられるんだと思います。しかし、我が国は、奈良時代聖徳太子が言われたんです。「仏は拝むべし、しかし、神は祟るものなり、しこうして神も敬うべし
」といっちゃたんです。神仏混合ですよ。萬の神がいてそして仏がいろんな宗派が共存して行っている社会が我が国社会じゃないでしょうか。そう言う意味では、やっぱりさっきの繰り返しになりますけど、けっして何か一言一句が強制力を持つという「目には目にを」ですとか、「歯には歯を」ですとか、汝何々をすべからず、これ一言一句が今これらの国では社会の規範になっているのですよ。「異教徒を倒せば神の国が来る」と彼らは信じているのです。そこは我が国と違うのです。
だからこそ、私たちは今そのよるべき規範というものをみんなで探していくという作業が一番大事なのでは無いでしょうか?学校の先生だけの責任にせずに「学校の先生が悪い」教育現場でありますと色々聞こえてきます。ご家庭もあるんです。先生方からは、「ご家庭がもっとしっかりしてくれ」「善悪の判断なんかは家庭で付けてくれ」「やっといてくれ」いろんな意見があります。お互いがそう言うことでは、これからのそういう規範というのは、求められていかない、地域も上げて私たちが取り組んでいく、その根幹にあるのがやっぱり私たちよさというのはなんだったろうか?善悪の根拠ってなんだったろうかなって、私たちは、お互いにみんなで水田を耕し、水を引く、そう言う社会では、水は血よりも濃い社会だったんですよ。そう言うやっぱりお互いを助け合う良さというものを見つめ直していくって事が、私たちみんなと一緒に考えていきたい。そう言う社会を作り上げていきたい。今、そのときだと思っています。
不安感、閉塞感だけ取り上げて並べても決していい国にはなりません。若い人たちが、お年寄りにとって年金改革は辛いことかも知れません。だけど、若い人が、「俺ら今払っている保険料が自分が年金受給の時になったら受け取れない、ろくな年金貰えね〜」そんな不安があったら、そんな国発展するか、決してしないと思っております。やはり、それぞれの世代が自分たちが負担しあえる部分、担える部分というものを、お互いに担いながら、お互いに助け合っていく、我が国は、薄墨桜にも花の命が宿る優しい情感豊かな国民だと思っております。その日本人の良さというのをあらためて見直して、それに基づいた社会と云うものを作り上げていきたいと云うのが私の理想であります。
以上です。
●白川光雄氏
今日は、大変勉強させていただきましたし、自分の不足と云うことも知らされたわけであります。日本の憲法は、国民主権と民主主義の原則と戦争への反省を謳っております。日本の政党の中で戦前民主主義と戦争反対の旗を掲げて、どんな弾圧、迫害にも負けないで頑張り抜いてきた政党は、日本共産党だけで御座います。そう言う意味で、日本共産党は、民主主義と平和の先魁の党だと私たちは自負しております。
又、日本共産党は、政治腐敗の大元である企業献金は、1円も受け取っておりませんし、税金の横取りという言い方をしておりますけど、これも年間3百14億円ですが、これも憲法違反だとして、受け取りを拒否をして筋を通して頑張っておる政党でも御座います。私たち日本共産党の党財政というのは、党員の納める党費と皆さん、国民の皆さんから頂く個人献金、赤旗新聞などの事業収入これによって支えられ、文字通り国民の皆さんの浄財よって、支えられておりますのが日本共産党の財政で御座います。
日本の事は、日本国民が決める。どんな大国の横暴も許さない。私たちはこれまで旧ソ連や中国の横暴と闘い、きっぱりとこれを退けてまいりました。そう言う点で日本共産党の自主独立というのは世界的にも有名な党で御座います。
日本共産党は全国で2万6千の支部と38万の党員がそれぞれの地域で皆さん方と共に活動しながら政治を良くするために草の根の活動、運動を続けております。社会の発展というのは、階段を一段一段上がるように、一歩一歩変えていく、変わっていくものだと、私たちは考えております。そして階段を上がるかどうかは、政党が勝手に決めるのでは無くて、主権者である国民の皆さんが決めるものだと私たちは思っております。21世紀に向けて、本当に働くものが報われる社会、国民の皆さんがすごしやすい社会、こういう社会を目指して今後とも日本共産党は、頑張っていきたいと思います。 以上で御座います。
●山田良治氏
大変有意義な討論会で、今討論を終えるにあたりまして、大変すがすがしい気持ちでおります。
2点だけ民主党の立場で述べさせていただきたいと思います。
我々民主党ですので民主主義を大切にする政党で御座います。民主主義を何かと考えたときに、ある人が多数決だと言う人がおられましたが、多数決と民主主義は、本来何の関係も無いことであります。民主主義というのは、少数派と多数派が歩み寄り、そして議論をする、そして議論の果てに今日の少数が明日の多数になるかも知れない。今日の多数が明日の少数になってしまうかも知れない。こういう健全な緊張関係にあるのが、民主主義という政治であります。したがいまして、こうした議論、議論を通じながら、今日の与党が明日の野党になるかも知れない。今日の与党が明日の野党に転落するかも知れない。こういう健全な緊張関係を常に保ちながら日本の政治はやっていかなければいけないと思います。したがって、健全な民主主義の緊張関係の中にある2大政党制の実現に向けて今度の選挙頑張っていきたいという風に思います。
そして、もう1点、今、日本抱えている問題、その問題認識に置いては、それぞれ各人、国民の皆さんもそんなに大差はないと思います。景気低迷、財政赤字、雇用不安、高齢化、学校荒廃、いろいろそれに対する問題点の認識は、大差ないと思います。これから政治の役目として、それができるのか?実行できるのか?この点だと思います。一つ例を上げさしていただきます。お隣の韓国、二年前までは、国連、IMFの保護を受けるほどの大借金国でした。ところが金大中さんと云う方が大統領になられてから1転黒字国に変わりました。金大中(キムデジュン)さんと云う方は、ご存じの様に日本名金大中(きんたいちゅう)で大変苦労されて、幽閉されたり、何度も落選されたりして、77歳で大統領になられたのですが、あの方ずーっと野党でした。野党だから官僚や財界にしがらみがない。無いから悪いものをどんどん切ることができる。したがって、わずか二年の間に、大借金国を黒字国に変えることができた。日本もここまでどん詰まりになった以上は、もはや、しがらみや既得権益を持たない、フレッシュな感覚のもの以外に、日本を刷新していく力はないと云う風に確信しております。民主党にご期待頂きたい。そして若い世代の我々にご期待いただきたいと思います。
以上で御座います。
以上 討論会発言全文